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西南戦争 高熊山古戦場
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西南戦争 高熊山古戦場
高熊山古戦場は,大口盆地の北東にある高熊山(標高412m)の山頂にあります。明治10(1877)年2月に勃発(ぼっぱつ)した,国内最大・最後の内戦とされる西南戦争において,5月から6月にかけて行われた人吉・大口方面の戦いの主戦場のひとつです。文献記録によると,高熊山古戦場では,6月18日から戦端(せんたん)が開かれ,同20日に政府軍の勝利で終了しています。
令和元年度に史跡内に残る9基の堡塁(ほ(う)るい)跡の配置や構造の解明等を目的とした発掘調査を実施した結果,堡塁跡の構造が2種類あることなどを把握できたほか,銃弾や薬莢(やっきょう)も発見されました。
高熊山古戦場は,西南戦争の状況が明らかになった遺跡として貴重です。現在,一帯は公園として市民に親しまれています。