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西之表栖林神社の大的始式
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西之表栖林神社の大的始式
大的始式は,宮中で行われていた御的始式を文亀元(1501)年から種子島家でも行うようになったことに始まるもので,毎年1月11日に奉納されています。弓場には三鱗紋(種子島家家紋)の陣幕(じんまく)を張りめぐらし,かがり火を6か所たいて明かりとし,隣(りん)接する本源寺の入相(夕暮)の太鼓を合図に始められます。射手は2人組3番の6人からなり,それぞれ6回射ます。35本の矢が的中すると最後の一本はわざとはずします。災難を祓い,無病息災(むびょうそくさい)を祈(き)願して各地で行われる春武射,ハマ祈禱(きとう)と同じ趣旨(しゅし)のものですが,室町時代の武家で行われていた行事を伝えている点で貴重なものです。