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鰐口
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鰐口
鰐口とは神社などの軒下につるす青銅製の丸い一種の楽器で,下方に横長い口があります。これに布の綱がかけてあって,お参りをする人が振って鳴らして礼拝します。南種子町の下中(真所)八幡神社にある鰐口は直径30cm,厚さ8cm,重さ7.4kgで,中央上部に「奉掛」,下部に「敬白」の文字,また外周と内周の2行にわたり,願趣(がんしゅ)が刻まれています。願趣から,応永33(1426)年3月の吉日,願主長谷部徳永によって下中八幡宮へ奉納されたことなどがわかります。
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