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ヤクシマカワゴロモ生育地
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ヤクシマカワゴロモ生育地
ヤクシマカワゴロモはカワゴケソウ科植物です。カワゴケソウ科植物は,世界の熱帯から亜熱帯地方を中心に分布し,日本では鹿児島県と宮崎県に分布しています。この仲間はほとんどが急流の水中に生育し,流水中に適応した特殊な形態に変化した植物です。急流の岩盤(がんばん)や大きな石にくっついて生育し,葉は針状で茎(くき)とともに退化し,根が葉のようになって固着機能が発達し光合成を行うなど,コケ類・藻(そう)類に似ています。ヤクシマカワゴロモは屋久島町の一湊川及び白川に生育する貴重な固有種です。九州本土の生育地が溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)であるのに対し,屋久島では花崗岩の河床が生育地となっています。