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川内川のチスジノリ発生地
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川内川のチスジノリ発生地
チスジノリはチスジノリ科に属する淡水産の藻(そう)類の一種で,九州中南部の限られた河川に分布する日本固有種です。形態は糸状で,暗い紫色や赤色をしており,流水中の岩やセメントブロック,竹,木などに付着して生育しています。色や形が血管に似ていることからこの名前がつきました。川内川(伊佐市や湧水町付近)で見ることができ,長さは30~60cmですが,まれに2mくらいになるものもあります。発生地は温泉水が流入する場所に限られているので,水質や水温が発生に大きく関わっていると考えられます。