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和泊町の世之主の墓

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和泊町の世之主の墓


15世紀の頃,沖永良部は琉球の北山王の支配下にあり,北山王の次男が島主(世之主)であったとされています。中山王が沖縄を統一し,沖永良部に和平の船を出しましたが,世之主はこれを征伐(せいばつ)の軍とまちがえて,家族とともに自害したとの伝説が伝わります。世之主たちが安置されていると伝わるこの墓は,南向きの玄室は石灰岩の岩山をくり抜いた南北3.3m,東西5.2m,高さ2.5mの大きさです。内庭は奥行4m,幅10mで石垣に囲まれています。外庭は10m四方の広さで,内庭と同じく石垣で囲まれています。沖永良部島にはこのような墓がいくつかあり,トゥール墓と呼びます。

指定年月日

昭和41年3月11日指定

所在地

大島エリア

和泊町

内城

関連サイト

和泊町・文化財

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