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名山楼詩集版木
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名山楼詩集版木
名山楼詩集は島津重豪のいとこである加治木領主島津久徴の作を伊藤世粛が校訂し,寛政12(1800)年に刊行した漢詩集です。その版木は精巧(せいこう)で,61枚が現存していることから大変貴重なものです。久徴は幼少から詩文に優れ,この詩集には15歳の時の作品も含まれています。錦水(久徴の号)の名は広く藩外まで知られていました。なお,久徴は加治木の海を「錦江」と名付けたとされ,これが「錦江湾」の始まりといわれています。