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阿弥陀如来坐像一軀 両脇侍像二軀
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阿弥陀如来坐像一軀 両脇侍像二軀
薩摩川内市の長崎公民館にある阿弥陀如来像は,高さ84cmの坐像です。螺髪(らほつ)は小粒に美しく整えられ,額の髪際も一直線で,顔や衣装などの特色から平安時代のものではないかとされています。両脇には2体の菩薩(ぼさつ)立像があり,高い髻(髪の毛を一つにまとめて頭の上でたばねた部分)を結いあげていて,表情や体の形から鎌倉時代の制作と考えられています。鹿児島県は廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響で,他県に比べて仏教美術品が少ないため,平安・鎌倉時代の仏像は大変貴重な文化財です。