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薩摩隕石
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薩摩隕石
薩摩隕石（国際名称：九州隕石）は，明治１９（１８８６）年１０月２６日午後３時ごろ，県北部の伊佐地方に落下した一群の隕石で，そのうちの一つが鹿児島県立博物館に所蔵されています。表面は濃（こ）いこげ茶色で，指で押しつけたようなくぼみがあり，内部は明るい灰色で，丸いつぶ状のものが点在しています。なお標本の一部は研究用に切断されています。薩摩隕石の多くは国外に流出しましたが，平成１３（２００１）年に国外から買い戻した県内唯一の薩摩隕石です。
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