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オニバス自生地
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オニバス自生地
オニバスは栄養状態がよい湖や池などに生える水草で,ハスによく似ていますが,葉やくきに針のようなするどいとげがあることからオニバスと呼ばれています。葉は直径1m以上にもなり,7~8月にかけて水面に姿をあらわし,9月頃にはうすい紫色の花を咲かせます。11月頃に葉は次第にかれ,水面から姿を消しますが,熟した種子は仮種皮と種皮の間に空気を含むので水中を移動します。仮種皮がやぶれた後,水底にしずんで冬を越し,翌年の夏に発芽します。指定地は薩摩川内市寄田町のため池(小比良池)ですが,同市水引町の裸島ため池などでも自生が確認されています。