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仙巖園 附 花倉御仮屋庭園
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仙巖園 附 花倉御仮屋庭園
仙巖園は万治元(1658)年,島津光久が別邸(べってい)としてつくったものです。特徴(ちょう)のある岩が多く,その景観が中国の竜虎山の仙巖に似ていることから「仙巖園」と名付けられました。桜島や鹿児島(錦江)湾を庭の景色に取り入れており,とても雄大な庭園です。また島津吉貴は曲水の庭を築き,琉球経由で中国産の孟宗竹(もうそうちく)を取り寄せて,元文元(1736)年に裏山に移植させました。19世紀には島津斉興が海岸部を埋め立てて庭地を拡大し,裏山の岩に「千尋巖」の文字を彫らせています。仙巖園は,曲水の庭や孟宗竹林,千尋巖など,中国庭園の影響を受けたものが数多く見られます。