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建昌城跡
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建昌城跡
姶良市にある建昌城跡は,享徳年間(1452~1454年),島津忠国の弟季久が帖佐を領有し,新たに瓜生野城(うりうのじょう:建昌城の前身)を築いたのがはじまりとされています。東西方向に延びる大きな空堀(からぼり)が特徴(ちょう)で,曲輪(くるわ)はその両側につくられ,土塁(るい)と堀で方形に区画されています。シラス台地を空堀で区画して,独立した曲輪群から構成される南九州の一般的な中世山城とは異なっています。慶長5(1600)年,島津家久は島津家の本城候補として建昌城を強くおしたそうですが,実現せずに鹿児島城(鶴丸城)に入ったといわれています。