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頴娃城跡
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頴娃城跡
南九州市頴娃町にある頴娃城跡は,面積約35㏊と想定される県内では大きな山城の一つで,伴姓頴娃氏の居城と伝えられています。当時の城壁や空堀(からぼり)・土塁(るい)などの跡が残っており、戦国時代末期の山城の構造を知る上で貴重な資料です。頴娃城については,天文16(1547)年に日本に寄港したポルトガルの商人アルバレスが日本情報の中で触れており,ヨーロッパ人によって最初に紹介された中世の山城であるといわれています。また「頴娃御家聞書」によると,天正15(1587)年に伴姓頴娃氏7代久虎は,ここに五層の建物を建て,その三階は「金の間」とよばれ,虎狩りをしている絵が描かれていたといわれています。