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市来町市来貝塚
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市来町市来貝塚
いちき串木野市にある市来貝塚は,南九州の縄文時代後期の代表的な貝塚です。大正10(1921)年に発見されて以来,たびたび調査が行われてきました。その結果,たくさんの土器や石器,貝輪や動物の骨を使った釣り針などが出土しました。当時の狩猟(しゅりょう)・漁労(ぎょろう),植物の採集活動などを考える上で重要な遺跡です。また南九州の縄文後期を代表する「市来式土器」の標式遺跡にもなっています。市来式土器は,南は沖縄県から九州全域で出土し,地域間の文化交流をしめす重要な土器型式です。