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薩摩町永野別府原古墳群
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薩摩町永野別府原古墳群
さつま町にある別府原古墳群は，農作業中に発見され，昭和４２（１９６７）年に発掘調査が行われました。その結果，６世紀頃の板石積石棺墓（地下式板石積石室墓）と呼ばれるお墓が６基確認されました。このお墓は竪穴を掘り，安山岩などを使って円形または方形の石室をつくって遺体を安置し，板状の石と土でおおう南九州独特の埋葬（まいそう）法です。石室の内径は１１０～１５７ｃｍで屈葬（くっそう）と思われ，頭のところにあたる石室の部分には，赤く色をつけているものもあります。副葬（ふくそう）品は，短剣，長剣，鉄鏃（てつぞく）などが確認されています。
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