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六地蔵塔
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六地蔵塔
島津忠良が,天文7(1538)年の加世田別府城の戦いで戦死した人々の供養(くよう)のために天文9(1540)年に建てたものです。高さは4.5mあり,当時は毎年お盆の時期に供養を行っていました。そのとき忠良は塔の前に進み,戦で亡くなった者の名を声高く呼び,その勇士たちをたたえたので領民たちはこの慈(じ)愛に感激して涙を流したといいます。塔身には忠良が作った「一切の罪も消えなん弥陀地蔵,四十九の身の四十八願」が刻まれています。加世田川の洪水で流されたため,現在の塔は慶長2(1597)年に再建されたものです。
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