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鹿児島島津家墓所
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鹿児島島津家墓所
鹿児島島津家墓所は,江戸時代,鹿児島藩(薩摩藩)を治めた島津家(島津宗家)と,一門家(いちもんけ)と呼ばれる越前・加治木・垂水・今和泉の各島津家,一所持(いっしょもち)と呼ばれる上級家臣の宮之城島津家の合計6家7箇所からなる近世の武家墓所です。宗家墓所では墓碑に山川石を用い,宝篋印塔(ほうきょういんとう)も大規模であるのに対し,宗家以外の墓所では,山川石以外の石材を用いて宗家よりも規模の小さな宝篋印塔,五輪塔や石廟(せきびょう)など他の形態の墓碑であるなど,墓碑の形態・規模・石材に宗家を頂点とした階層性が反映されています。墓を通じて藩主(宗家)を頂点とした鹿児島藩の階層構造を理解できる貴重な文化財です。