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栫ノ原遺跡
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栫ノ原遺跡
南さつま市の栫ノ原遺跡では,遺跡の北西側に縄文時代草創期の肉を燻製(くんせい)にするための施設や石蒸し料理などの調理を行ったとされる集石遺構などの生活跡が発見されています。またそれらの遺構にともなって,たくさんの土器や石器なども発見されました。特に刃部の丸くなった磨製石斧(丸ノミ形石斧)は栫ノ原型石斧とも呼ばれており,丸木舟を作った木工具とも考えられ,南島とのつながりなどその関係が注目されています。これらの遺構・遺物の発見は,縄文人の生活の定住化をしめすとともに,これまでの縄文時代草創期文化の概念を再考するきっかけとなりました。