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佐多旧薬園
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佐多旧薬園
佐多薬園は堀切薬園と上之園薬園の二つをあわせた名前です。リュウガンが多く植えられていたことから竜眼山と呼ばれていました。山川の薬園とともにその名が知られ,代々薩摩藩の「薬草採取園」として続いてきました。「三国名勝図会」によると,温暖な気候に着眼した島津重豪の家老菱刈実詮が建議し,宝暦から明和(1751~1771年)の頃に設立されたと記されています。また昭和5(1930)年の「肝属郡勢誌」には貞享4(1687)年に新納時升がリュウガンを初めて植えたことと,文化年間(1804~1817年)に津崎仁蔵が島津氏から預かったレイシを植えたことが記されています。
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