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古田獅子舞
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古田獅子舞
大正3(1914)年に大分県から伝わったもので,豊受神社の秋祭りである「願成就祭り」に奉納されています。2人立ちの獅子(しし),天狗(てんぐ),2匹の小猿,約10人の笛吹,2人の太鼓打ちなど総勢約20人で行う勇壮な獅子舞です。獅子と天狗が激しく闘い,「ホース」というかけ声を発して気合いを入れ,緊迫(きんぱく)感を出します。後半,獅子は弱まりますが,最後によみがえり,引き分けの形になります。獅子の姿態,舞の構成,舞方,奏楽,呪術(じゅじゅつ)性など県内には数少ない獅子舞の中で,注目すべき点がたくさんあります。大正初めに大分から伝えられた芸能でありながら,100年あまりを経てすっかり土着したことは,外来芸能の受容と変化の問題を考える上で貴重です。