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大浦町の庖瘡踊
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大浦町の庖瘡踊
疱瘡(天然痘)とよばれる伝染病を防ぐための踊りとして,2月11日,南さつま市大浦町の各地区の女性たちにより踊られるものです。県内各地に同じような踊りがありますが,大浦町の疱瘡踊りは踊り方が昔のまま伝えられています。前半は「馬方踊」風に伊勢参りの様子を旦那(だんな)役と馬方役の掛け合いで演じて見せ,後半は疱瘡にかからないように,かかっても軽くすむようにという切実な祈りの舞になっています。晴着をつけて手にシベ(御幣(ごへい))をもった20~30人が「安芸の御手洗」,「神はお伊勢」などを踊りますが,足の動作はほとんどなく,祈りや招き手など手の動きを中心としたもので,静かな想いをこめた踊りです。
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