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高尾野町の兵六踊
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高尾野町の兵六踊
高尾野町の兵六踊は紫尾神社の9月23日の例祭に奉納されている芸能です。これは大石兵六という武士が苦労の末,狐を退治したという江戸時代から伝わる話(大石兵六夢物語)を劇風の踊りにしたもので,豪(ごう)快な中にもユーモラスな雰囲気がある踊りです。登場人物は,主人公の大石兵六をはじめ,兵児数十人,それに狐の化けた怪物,老父,娘,庄屋,捕り手,和尚,小僧で,踊りは第1場「新上橋の評定」,第2場「吉野原の段」,第3場「兵六凱旋(がいせん)の段」からなっています。台詞(せりふ)の中に鹿児島弁がまじり,いかにも郷土芸能らしいものです。兵六踊は県下にいくつか残っていますが,高尾野町の兵六踊はその代表的なものです。
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