かごしま文化財事典プラス

かごしま文化財事典プラス

  • 民俗文化財
  • >
  • 無形民俗
  • >
  • 県指定

深田神社春祭に伴う芸能(田打)

  • 民俗文化財
  • >
  • 無形民俗
  • >
  • 県指定

深田神社春祭に伴う芸能(田打)


深田神社の春祭は「ガウンガウン祭」といい,旧暦の2月2日に行われていましたが,現在はその前後の日曜日に行われています。神事がすむと,テチョ(父)が大きな木のカギ鍬(くわ)で,境内を田にみなして田打ちをはじめ,子供たちもこれに加わります。そのやりとりや,太郎・次郎にひいてこさせたコッテ(雄牛)の様子などを見て見物人からは笑いが起こります。そのあと,牛にモガ(馬鍬)をひかせて田をならし,氏子が松葉をまきちらして田植えは終わります。春祭り農耕予祝の代表的なもので,演劇的要素の濃(こ)い点に特色があり,演者と見物人が一つになった笑いが起こるなど,遠い昔の田遊びの雰囲気を残しています。

指定年月日

昭和37年10月24日指定

所在地

鹿児島エリア

いちき串木野市

野元20967

関連サイト

いちき串木野市・文化

関連ページ

かごしま文化財事典(小学生サイト)を見る