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市来の七夕踊
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市来の七夕踊
以前は七夕の日に行っていましたが,現在は8月5日から11日までの間の日曜日に行われています。鹿や虎等の大きな作り物や琉球王行列,大名行列,なぎなた行列などの「前踊り」と,太鼓や鉦(かね)を持った太鼓踊による「本踊り」,なぎなた行列による「後踊り」から構成されています。この芸能の中心は,太鼓・鉦で編成する太鼓踊で,古風な歌詞にのって青年と子供たちによって演じられます。太鼓踊が前踊り,後踊りをともなった形で演じられるのは大変めずらしく特色があります。なお,由来については,文禄・慶長の役の凱旋(がいせん)の祝賀芸能のほか,集落の水田を開拓した人の供養(くよう),また亡き霊(れい)を供養する盆行事の前祭りなどいくつもの説があります。