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鹿児島市山田町の田の神
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鹿児島市山田町の田の神
この田の神は,像の高さが67cmで,亨保8(1723)年につくられています。美しく均整のとれた彫刻で,灰色で緻密(ちみつ)な硬質岩の表面に黄色のこけのようなものがついています。顔は風化していますが,頭にはコシキに使うシキを頭巾(ずきん)風にかぶり,袖の長い上衣にひだのついたはかまを着けています。右手には小さなメシゲ(しゃもじ),左手には細長い棒を持っています。僧型立像の田の神で,台石に「霜月吉日 亨保八歳 女人相中」と刻まれており,女性たちの講でつくられたものであることがわかります。
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