-
有形文化財
>
- 美術工芸品 >
- 県指定
郡山八幡社所蔵の「焼酎」文字記載墨書木片
-
有形文化財
>
- 美術工芸品 >
- 県指定
郡山八幡社所蔵の「焼酎」文字記載墨書木片
この木片は昭和29(1954)~30(1955)年の郡山八幡神社の改築・復元工事に際して発見された木鼻(きばな)と呼ばれる部分の一部です。この木片の裏面には墨(ぼく)書があり,「その時の主人がけちで,一度も焼酎をふるまってくれなかった。何とも難儀(なんぎ)なことだよ」という内容で,永禄2(1559)年に本殿修理に当たった当時の大工が非難や不満の気持ちを書いたものです。鹿児島には天文15(1546)年に米製の蒸留酒があったという記録があり,それが「焼酎」と呼ばれていたことがこの墨書により確認できます。「焼酎」の文字が初めて出てくる大変貴重な資料です。