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城久遺跡群出土品
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城久遺跡群出土品
城久遺跡群は喜界島にある8つの遺跡からなる遺跡群です。9世紀から15世紀までの遺跡群で,徳之島でつくられたカムィヤキ陶器,中国や朝鮮半島でつくられた陶磁器,宋銭,銅製品など,喜界島以外でつくられたものがたくさん見つかりました。ともに出土した鉄製品,銅製品,ガラス丸玉は,同時期に使用されたことを示しており,同じ出土品をもつ琉球列島の遺跡の歴史的理解にも不可欠です。また,東美濃(現在の岐阜県)産の灰釉(かいゆう)陶碗が出土するなど,古代・中世の日本列島における広域流通が,喜界島に及んでいたことを示す貴重な資料です。