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東郷家古文書
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東郷家古文書
近世初めの東郷家当主である東郷重位は天正16(1588)年に島津義久の上京に従った時,天寧寺の善吉和尚から天真正自顕流の皆伝を受け,これに工夫を加え,藩主島津家久の前で秘法を披露(ひろう)し,その信任を得て独自の剣法を確立しました。東郷家古文書は,重位によって確立された薩摩独特の剣法「東郷示現流」に関する資料で,約180点の直伝書などがあります。「示現流燕飛之次第(じげんりゅうえんぴのしだい)」「示現流問答」などの奥義(おうぎ)書のほか,薩摩藩の政治状況を知る上で興味深い資料もあります。