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白蛇蝎釉茶碗
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白蛇蝎釉茶碗
この茶碗は,17世紀後半に西餠田系の元立院窯で焼かれたもので,蛇蝎手という技法を用いています。これは施釉時,先に黒釉をかけ,その上から収縮の大きい白釉をかぶせ,焼成によってできる釉の縮みよる亀裂(きれつ)の効果をねらったものです。この技法も蛇蝎釉と同じく独特な効果がありますが,亀裂が大きく入ることもある難しい技法です。この茶碗は,中も外も亀裂の大きさがほどよく出ており,部分的な流れや剥落もなく,蛇蝎の特色が十分に発揮されている貴重な文化財です。
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指定年月日
- 平成23年4月19日指定
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所在地
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鹿児島エリア
鹿児島市
城山町7-2 鹿児島県歴史・美術センター黎明館
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関連サイト
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