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茶器 平野肩衝 一口 附 目録並附属品
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茶器 平野肩衝 一口 附 目録並附属品
文禄4(1595)年,島津義弘が豊臣秀吉から与えられたもので,島津家の家宝として受けつがれてきました。肩衝とは茶入の形の一つで,肩の部分が角ばっているのが特徴(ちょう)です。元々は河内国(現在の大阪府)の町人平野道是が持っていたのでこの名前がついています。慶長5(1600)年の関ヶ原の合戦の後,義弘の夫人がこの茶入を懐(ふところ)にしのばせて大坂から脱出,寛永7(1630)年の将軍家光と大御所秀忠が江戸薩摩藩邸を訪問した際は,藩主家久がこの茶入を使って接待したというエピソードもあります。