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太刀 銘 備前國住雲次 一口
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太刀 銘 備前國住雲次 一口
鎌倉時代の終わりから室町時代の頃に制作されたとされるもので,長さは85.6cmあります。雲次の一派は備前国(現在の岡山県)に住んでいたといわれており,名前に「雲」がつくことから「雲類」と呼ばれています。この一派の作は,姿,刃文,地鉄ともに備前国長船のものと異なり,山城の来派(らいは)や備中青江派(あおえは)の風情があり,備前刀においては異色です。この太刀は昭和2年に島津忠重が島津氏始祖忠久の七百年祭にあたり,島津家歴代を祭神とする鶴嶺神社に奉納したものです。