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久保観音堂の木造菩薩立像
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久保観音堂の木造菩薩立像
指宿市西方の久保観音堂にまつられているうちの１つです。ヒノキ材とみられる針葉樹材製の一木造りで，高さは６７．４ｃｍの木像菩薩立像です。平安時代後期（１２世紀）の作と考えられ，南薩地域では最古に属するといわれています。当該地域や鹿児島県全体の仏教美術史や歴史を知る上で重要な作例であるとともに，廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）をまぬがれた稀少（きしょう）な仏像として，大変貴重な文化財です。
