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観音堂の木造菩薩半跏像 附 銅板製光背 １軀
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観音堂の木造菩薩半跏像 附 銅板製光背 １軀
湧水町にある観音堂の木造菩薩半跏像は，平安時代につくられた藤原様式の半跏像です。ヒノキ材が使われており，相好はおだやかで円満な表情をしています。鹿児島県では明治時代に行われた廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）の影響で，古い仏像がほとんど残っていません。腕などに欠損はあるものの，ほぼ完全な形で残存する平安時代につくられた本像は，大変貴重な文化財です。
