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正国寺跡の石仏 三軀
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正国寺跡の石仏 三軀
霧島市の隼人塚史跡館にある正国寺跡の石仏は3体あり,そのうちの2体は,銘(めい)から康治元(1142)年に制作されたことがわかっています。大きさや彫法からも三尊一具の本尊と脇侍2体のうちの1体であったことがわかります。もう1体は首が折れた座像で,平安時代の丸彫彫像として現在残っている例が極めて少ない貴重なものです。激しい廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で木彫古象をほとんど失った鹿児島県にあって,2体は数少ない平安時代在銘仏で,もう1体は平安丸彫り石像としてめずらしい作例で,九州の平安時代の仏像のありかたを知るうえで貴重なものです。
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