-
有形文化財
>
- 建造物 >
- 県指定
西田橋
-
有形文化財
>
- 建造物 >
- 県指定
西田橋
西田橋は甲突川にかけられていた五大石橋の一つで,弘化3(1846)年に肥後(現在の熊本県)の石工,岩永三五郎によりつくられたアーチ式の石橋です。平成5(1993)年の集中豪雨による洪水がきっかけとなり,平成12(2000)年に鹿児島市祇園之洲の石橋記念公園に移設されました。橋の長さは49.5m,通行部の幅は6.2m,高さ5.6m,アーチは4連で,側面下部が広がり,重量感と安定感があります。橋上の両側には和様の高欄(こうらん)が,柱には青銅の擬宝珠(ぎぼし)がつけられていました。かつて城下町鹿児島の玄関口にあたり,参勤交代の通路であったため,他の石橋に比べて堅固優美で,橋の渡り口には楼門が付けられていました。