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正宮造替の石灯籠
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正宮造替の石灯籠
鹿児島神宮境内にあるこの石灯籠は,宝暦6(1756)年に奉納されたものです。灯籠の両脚の内側には銘(めい)文が刻まれており,その概要は「正宮の宮殿などは慶長6年造り替えられたが,年数が経ち白ありの被害により改築されることになった。改築は宝暦5年春に始まり,翌6年の夏に竣工した。これを記念して常夜灯を建てた。」とあり,正宮の造替を明示する貴重な資料です。常夜灯として献灯されたこの石灯籠は,制作年代も明らかで,江戸中期から存続する希少な変形灯籠の一種であり,全国的にも非常にめずらしい二脚付の「琴柱(ことじ)灯籠」です。