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絹本著色八相涅槃図
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絹本著色八相涅槃図
南さつま市坊津町の歴史資料センター輝津館にある絹本著色八相涅槃図は,絹の画布に,釈迦(しゃか)の入滅(亡くなるときの様子)と仏伝(釈迦の生涯のさまざまな出来事)を彩色で描いた仏教絵画で,鎌倉時代の作とされています。涅槃図の中でも八相涅槃図とよばれるもので,涅槃図周辺に仏伝を配し,さらに画面の左右両端を区画して別系統の仏伝を描いて託胎(たくたい)から仏舎利(ぶっしゃり)までの仏伝をそろえています。縦は2.9m,横は2.64mの大きさで,画面の中央の少し下に,沙羅双樹(さらそうじゅ)の林の中の壇(だん)に右を下に横たわる釈迦の姿があり,その周囲に弟子や修行僧,鬼神などが集まっています。県内では数少ない中世の仏教絵画として貴重な文化財です。
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指定年月日
- 昭和47年5月30日指定
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所在地
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南薩エリア
南さつま市
坊津町坊9424-1 南さつま市坊津歴史資料センター輝津館
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