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不動明王像
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不動明王像
鹿児島市の南洲寺にある不動明王は,高さ96cmで,鎌倉時代につくられたとされています。もともとは伊敷村(現鹿児島市伊敷町)の不動堂にあったものですが,明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の中で,不動堂から持ち去られ,その後南洲寺にうつされました。不動明王は五大明王の一つで,大日如来(にょらい)がいっさいの悪魔を降伏させるために化身して忿怒(ふんぬ)の形相になったもので,常に大火炎の中にあって諸難やけがれを焼き,衆生(しゅじょう)を擁護(ようご)するといわれています。