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大蔵寺の木造阿弥陀如来立像
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大蔵寺の木造阿弥陀如来立像
ヒノキ材とみられる針葉樹材製で,鎌倉時代の仏像といわれており,像の高さは62.5cmです。曽於市末吉町の大蔵寺にまつられている仏像であり,寺記によれば,嘉吉2(1442)年に,大蔵寺開山・了願が京都において本願寺七世存如より「大蔵寺」の寺号を授かり,帰郷に際して本像を持ち帰ったと伝えられています。ほぼ同時期の作と思われる仏像と比較するとやや素朴(そぼく)なつくりであり,製作地の断定はできないものの,県内にのこる数少ない中世の彫刻のひとつで,貴重な文化財です。