かごしま文化財事典プラス

かごしま文化財事典プラス

  • 有形文化財
  • >
  • 美術工芸品
  • >
  • 国指定

太刀 銘 備前國住雲次 一口

  • 有形文化財
  • >
  • 美術工芸品
  • >
  • 国指定

太刀 銘 備前國住雲次 一口


鎌倉時代の終わりから室町時代の頃に制作されたとされるもので,長さは85.6cmあります。雲次の一派は備前国(現在の岡山県)に住んでいたといわれており,名前に「雲」がつくことから「雲類」と呼ばれています。この一派の作は,姿,刃文,地鉄ともに備前国長船のものと異なり,山城の来派(らいは)や備中青江派(あおえは)の風情があり,備前刀においては異色です。この太刀は昭和2年に島津忠重が島津氏始祖忠久の七百年祭にあたり,島津家歴代を祭神とする鶴嶺神社に奉納したものです。

指定年月日

昭和2年7月21日指定

所在地

鹿児島エリア

鹿児島市

吉野町9698-1 尚古集成館

関連サイト

鹿児島市の文化財ー六訂版ー

関連ページ

かごしま文化財事典(小学生サイト)を見る