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高山町野崎の田の神(寛保3年)
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高山町野崎の田の神(寛保3年)
この田の神は2体あり,向かって右側は寛保3(1743)年,左側は明和8(1771)年につくられています。本城石という凝灰岩(ぎょうかいがん)を使っており,像の高さは2体とも約93cmで,大きなコシキに使うシキを頭にかぶり,長そで,長衣を着流しています。背のシキの下にワラツトをせおっており,ワラツトにはメシゲ(しゃもじ)がさしてあります。また,長い鍬(くわ)の柄(え)を立てて両手でおさえています。右側のものは大隅半島にあるこのような特徴(ちょう)をもつ田の神の中で最も古いものです。なお,右側のものは顔に損傷があり半分しかわかりませんが,左側のものは完全で柔和(にゅうわ)な顔をしています。
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