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吉松町般若寺の田の神
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吉松町般若寺の田の神
般若寺の日枝神社の境内にまつられているこの田の神は,像の高さが76cmで,明和9(1772)年につくられています。衣冠束帯(いかんそくたい)の座像で,全体的に角ばってみえます。顔の表情はしっかりしていて,鼻の先以外は損傷はありません。両手をひざの上で合わせて輪をつくり,そこに穴があいています。この穴の中に笏(しゃく:神主が持つ細長い板状のもの)を差していたのではないかと考えられます。このような型の田の神は,川内川上流域の伊佐市や宮崎県西諸県地方に多いもので,宮崎型神像型の中に入り,同型では最も古い田の神といわれています。
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