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東郷文弥節人形浄瑠璃
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東郷文弥節人形浄瑠璃
薩摩川内市東郷町の文弥節人形浄瑠璃は,約300年前から斧渕の三ヶ郷集落に伝承され,全国に4か所だけに残されている貴重な郷土芸能です。古風な三味線の音楽にのせて,男性役の人形は一人で,女性役は二人であやつります。語りや人形の動きがそぼくなところが特徴(ちょう)です。日本の伝統的な人形芝居は,義太夫節を伴奏にした三人遣い人形によるものが多いですが,東郷文弥節人形浄瑠璃は義太夫節より古い文弥節を伴奏に,三人遣(つか)い以前の一人または二人遣いによる人形芝居であり,芸能の変遷(せん)過程や地域的特色を示しており重要です。