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吉左右踊・太鼓踊
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吉左右踊・太鼓踊
姶良市加治木町に伝わる太鼓踊は,現在8月16日に踊られており,特に西別府地区の太鼓踊には吉左右踊があることに特色があります。吉左右踊はドラ打ちという道化役2人(赤狐・白狐)と朝鮮軍と薩摩軍に見立てた踊り手2組で構成されます。白絣(かすり)の着物を着て頭に毛頭をかぶり,薙刀(なぎなた)をもった朝鮮軍と,黒絣の着物を着て白鉢巻を結び太刀をもった薩摩軍とが互いに向かい合って斬り結ぶ間を,赤狐と白狐がひょうきんな身振りで踊りまわります。狐は島津義弘が朝鮮での戦いで道に迷ったとき,2匹の狐が道案内をしてくれたという伝説にもとづくものとされています。太鼓踊は陣笠(じんがさ)をつけた兵士姿の人が,背に黒い鶏の羽根のついた矢旗を背負い,胸には締太鼓をさげ,左右に足を上げながら太鼓を打ち勇ましく踊ります。