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菱刈町の錫杖踊
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菱刈町の錫杖踊
菱刈町の錫杖踊は水天神社例祭の11月28日に奉納されています。錫杖とは山伏(やまぶし)や僧侶が使う法具の一つです。永禄年間(1558~1570年)に島津義久が大口城を攻めあぐねたとき,弟の義弘が水天神社に祈(き)願して城を落としました。その際,この踊りを奉納したといわれています。踊り手は男子青壮年12人から16人,歌い手は2,3人です。踊り手の服装は紺がすりに白襦袢(じゅばん:下着)を着てもろ肌ぬぎ,白鉢巻きに白帯を垂らし,白足袋(たび)にワラジをはいています。左手にカマ,右手に錫杖を持ち,歌い手の歌に合わせて,錫杖をシャラッ,シャラッと小気味よく振り鳴らしながら踊ります。山伏の影響をしのばせる踊りです。
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