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大田太鼓踊
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大田太鼓踊
戦国時代に島津義久から大田報恩寺の住職雪岑に,農民たちの慰(い)安になる何かよい踊りはないかと相談があり,雪岑の考案によって生まれたのが,この太鼓踊であると伝えられていますが,単に娯楽のためばかりでなく,雨ごいや虫送り(農作物の害虫を追い払う)のために踊られたともいわれています。以前は旧暦6月12日の神明神社の遷座(せんざ)祭に奉納されていましたが,現在は10月の第4日曜日の妙円寺詣(まい)りの日に神明神社に奉納の後,徳重神社にも奉納されています。太鼓打ちと入れ太鼓打ち,鉦(かね)打ちから構成されるこの踊りは,城攻めの様子を表現したものといわれ,「道行き」から始まって,最後の「総舞攻」まで15段階に分かれ,進退のあざやかさに特徴(ちょう)があります。