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出水市の種子島楽
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出水市の種子島楽
昔,旧暦の7月1日に出水麓で「夏踊り」があり,各地から太鼓踊りが出ていました。その中で麓地区の農民が踊ったのが種子島楽です。出水の地頭であった種子島久基の遺徳(いとく)をしのんで,種子島に伝わる大踊りを移して踊り始めたといわれています。踊り手は女装して花笠(がさ)をかぶり,鉦(かね)をもったカネ役,花笠をつけスリガネをもったメハチ,小太鼓を胸につって歌をうたうイレコ,これを中にしてその外を宮太鼓という大太鼓を左脇にかけ毛笠をかぶったり,イレコと同じ小太鼓もった人たちがとりまいています。輪になっての踊りに歌がつくので「歌ん場」といい,全員が列をつくって蛇行跳躍(だこうちょうやく)するのを「山ん場」といっています。