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三島村硫黄島の九月踊り
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三島村硫黄島の九月踊り
この踊りは,疱瘡(ほうそう)という伝染病から人々を守るための踊りです。「花の大阪」,「思い立ち」,「祭文幣」から構成されていて,シベを持って1日目,2日目ともに2回ずつ踊られます。他の踊りは「笠踊り」,「杖踊り」「扇子(せんす)踊り」,「手踊り」からなり,1日目と2日目では歌,踊り,持ち物が異なります。1日目の踊りはお伊勢参りの道中の様子を表し,2日目の踊りは宮ガラス(先導する女性)の案内で参宮する様子を表しています。毎年地区の女性によって,旧暦の9月10日と11日の2日間にわたって熊野神社に奉納されるので九月踊りともいわれます。疱瘡踊りは県内だけにあるめずらしい芸能ですが,硫黄島が分布の南限になります。宮ガラスが登場するのは,硫黄島だけです。
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