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霧島神宮のお田植祭り
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霧島神宮のお田植祭り
毎年旧暦の2月4日に霧島神宮に奉納されるこの祭りは,境内を田にみたてて耕し,種まきや田植えなどを模擬(もぎ)的に行う春祭りです。このような祭りを他の地域では「田遊(たあそび)」といいますが,旧薩摩藩内では一般に「打植祭(うちうえさい)」といい,霧島神宮では「お田植祭り」といってきました。県内の打植祭の中でも非常に儀式化され,洗練されたものであり,祭りの最後に行われる独特の田の神舞は,県内の田の神舞の原型の一つです。また,祭りに登場する牛面には宝永3(1706)年,翁(おきな)面には宝永9(1712)年,おうな面には明和9(1772)年など古いものは18世紀前半の年代が記されており,約300年前からこの祭りが行われていたことを示しています。