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甑島の内侍舞
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甑島の内侍舞
現在,10月の第3土曜日夕方から日曜日にかけて,里八幡神社の秋の大祭で奉納される内侍舞は内侍の身に神を降ろし,その喜びを舞で表現する神事芸能です。内侍は「マツジョウ」と呼ばれ、地区の子供から選ばれます。舞には鈴を持って手をあげて前進する型,鈴を振りながら両手を大きく3回まわす型,鈴を両手にもって前進する型などがありますが,すべて一定の決まった型で,神楽にあわせて静かに舞います。内侍舞後のなおらい(神事後の酒宴)の料理や作法も古式にのっとって行われています。内侍舞はかつて薩摩本土各地にあって神舞の前に必ず舞われましたが,ほとんどが消滅してしまいました。甑島の内侍舞はその本来の型式と内容を伝承する貴重な芸能です。